VRネイティブのデスクトップ環境

Ubuntu / Arch Linux+Quest 2 / Pro向け

オープンソース

ZwinはXR向けウィンドウシステムです。2Dデスクトップのように、複数の3Dアプリを同時に使うことができます。

使い方

Zwinでできること

特徴 - 2Dウィンドウ

VRでいつもの2Dアプリを使う

Zwinは、Linuxで一般的に使われている2DウィンドウシステムであるWaylandの拡張です。このため、VRでいつものLinuxアプリを開き、そのウィンドウを好きな場所に配置することができます。

  • いつでも好きなときにモニターを増やしたり、配置やサイズを変えたりできます。お金も手間も一切かかりません。
  • もうVR環境にPC画面を「ミラーリング」する必要はありません。VRで直接ウィンドウを操作しましょう。
Feature image: VRでいつもの2Dアプリを使う
Feature image: 複数の3Dアプリを同時に使う

特徴 - 3Dウィンドウ

複数の3Dアプリを同時に使う

Zwinを使うと、2Dウィンドウや現実世界の物体を並べるのとまったく同じように、3Dアプリをいくつも並べて表示できます。 実は、これは既存のほとんどのVRシステムでは実現できていない、画期的なことです!

  • 3Dモデルを直接3Dで見ることができます。Blenderを使って編集したらそのままプレビュー。すべてVRで完結します。
  • 周囲の景色も1つの「アプリ」です。別のアプリに変更したり、他の3Dウィンドウを配置したりして環境を自分好みにカスタマイズできます。

3Dウィンドウとは

もしIKEAの家具とニトリの家具を同時に使うことができず、どちらか片方で家のすべての家具を買わないといけなかったら、困りますよね。それが今のVRです。

既存のVRシステムはほとんどすべて、一度に1つのアプリしか表示できません。そのためアプリ開発者は、周囲の環境から小さな物体まで、視界に入るすべての物体を同時に描画する巨大なアプリを作る必要があります。このような状況では、高品質なVRアプリを作れるのは大規模な企業に限られ、独占が引き起こされます。

この問題を解決するため、Zwinでは複数の3Dアプリを同時に表示することができます。例えば空を担当するアプリ、椅子を担当するアプリなどです。

IKEAとニトリで買った家具を同時に使えるのが当たり前なのと同じくらい、当たり前なことです!

特徴 - 切り替え

VRで集中2D画面でリラックス

現在のVRハードウェアは完全ではありません。それでも快適に作業できるようにするため、Zwinでは2D画面とVRヘッドセットを好きなタイミングで切り替えられます。切り替えは一瞬で、ウィンドウの配置や状態は保存されます。

  • 画面が手狭になってきたり、3Dオブジェクトをプレビューしたいときには、気軽にVRに切り替え。
  • 疲れてきたら、ヘッドセットを外して2D画面で作業を続けましょう。
Feature image: VRで集中 2D画面でリラックス

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